IRONMANレース後 回復に19日間必要なことが研究で明らかに

オーストリア ウィーン大学の研究チームは、IRONMANレース後、レース前の状態まで体が回復するためには、19日間必要であるという研究結果を発表した。

同チームは、筋肉のダメージと体内の炎症について調査。レース2日前から19日後まで、男性アスリートの血液を採取・分析した。

同調査の結果、レース直後は白血球やヘモグロビンなど筋肉ダメージ・体内炎症を示す物質の数値が急上昇する一方で、テストステロン(男性ホルモン)は減少した。レース翌日には大きな変化は見られず、5日後からはレース直後に上昇していた各種数値が落ち始めるが、レース前の数値に比べるとまだ高い状態だった。レース後19日を経過すると、各種数値はレース前の状態に戻っていたという。

参考文献: Recovery after an Ironman triathlon: sustained inflammatory responses and muscular stress
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