オリンピックディスタンスならラン中心、IRONMANならランとバイク両方を練習するのが効果的 26年間の研究で明らかに

ブラジル Rio Grande do Sul大学の研究チームは、トライアスロントップレベルのアスリートの練習量を分析した結果、オリンピックディスタンスのアスリートなら、ランを練習の中心に置き、IRONMANアスリートの場合、ランとバイク両方を練習する必要があるという研究結果を発表した。

同チームは、トップ50位以内に入るトライアスリート(オリンピックディスタンスとIRONMANディスタンス)について、26年分のスイム・バイク・ランの練習配分の推移を分析した。

同研究によると、オリンピックディスタンスとIRONMANディスタンスの選手ともに、26年間の推移を観察すると、スイムの練習量は減少傾向にあった。オリンピックディスタンスの上位アスリートにおいては、スイムの練習量が減った一方で、ランの練習量は増加していた。IRONMANディスタンスにおいては、スイムの練習量が減少した一方で、バイクとランともに練習量が増加していた。

参考資料: Changes in Contributions of Swimming, Cycling, and Running Performances on Overall Triathlon Performance Over a 26-Year Period
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