ニュージーランドの研究チームよると、IRONMANレースのあと、体重は約2.5kg減少するという調査結果が判明した。
ニュージーランド オークランド大学のデイル・スピーディー氏らの研究チームは、1997年のIRONMAN New Zealandに参加した18名のアスリート(男性11名、女性7名)に対して、レース前、スイム後、バイク後、ラン後、フィニッシュ8時間後のタイミングで体重測定を実施した。
その結果、スイムでは1kg減少、バイクでは補給を行うため0.5kg増加、そしてランでは2kgほど減少し、レース後には体重が約2.5kg減少する結果となった。さらにレース翌日は、レース前に比べて1kg減少していた。
同調査によると、最も水分を補給した種目はバイクだったが、同じく補給が可能なランに比べて発汗が少ないため、体重が増加したという。そのため、バイクにおいて水分を過剰摂取すると、低ナトリウム血症を招くおそれがあると述べている。
参考文献: Fluid Balance During and After an Ironman Triathlon
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