IRONMAN世界選手レースに参加している「44歳以上の男性アスリート」と「40歳以上の女性アスリート」は、ともに1986に比べて運動能力が向上していることが明らかとなった。
フランス ブルゴーニュ大学の研究チームは、1986年から2010年にハワイで行われたIRONMAN世界選手権参加のアスリートの35,293名の中から、運動能力を比較するために、各エイジグループのトップ10に入ったアスリートのリザルトを分析した。
その結果、44歳以上の男性アスリート、40歳以上の女性アスリートについては、スイム・バイク・ランのすべてにおいて、1986年のアスリートよりも速くフィニッシュしており、運動能力が向上していることがわかった。
同研究チームは、1986年から2010年間のに40代以上のIRONMANアスリートが増加し、世界選手権のスロット獲得の難易度があがったこと、また40代以上向けのトレーニング環境が整ったことなどが、運動能力向上の要因であると分析している。