IRONMANレースでは、「ゆとりのあるペースでたくさん練習することが好タイムにつながる」という研究結果

IRONMANレースのように長時間に動き続けるレースでは、実際のレースよりもゆとりのあるペース(最大心拍の70%程度)で練習することが好タイムにつながるという。

スペイン アトランティコ大学の研究チームは、IRONMANレースのエイジグループアスリート13名に対し、約5ヶ月間の練習を通じて実験を行った。

その結果、レースよりも遅めのペースで多く練習したほうが、IRONMANレース本番におけるパフォーマンスが向上したことが明らかとなった。「遅めのペース」の練習については、Anaerobic Threshold(AeT)と呼ばれるペースと同じ、もしくは下回るペースが好ましい。AeT値の算出方法については、いくつかの方法がある。たとえばhe Triathlete’s Training Bibleの著者であるJoe Friel氏のブログによると、「最大心拍の70%をAeT値として設定できる」とのことである。

参考資料:
Training-intensity distribution during an ironman season: relationship with competition performance.